unknot

Suhada

Suhada
MATERIAL :  Pottery
【素肌】
既存の、製作するプロセスの中で垣間見える美しい状態。
それらは「半製品」の状態にあり未完であるため、さらに製品足り得るために表情を変える。
デザイナーとしてモノづくりに関わる中で、その半製品にしばしば出会い、そして目を奪われる。まだ見ぬ価値、そして既存の価値への回帰にも繋がる。
今回は半製品の状態に対し既存とは別のプロセスで製品に向かい、
その美しい状態を「残す」ことを試みた。
陶磁器は一度素焼きをした後、耐水性や強度を増すために釉薬を塗り再焼成する(焼き締め)。
その際さらに高温度で焼成するため、表情や質感・色味が変わり、素焼きの肌は残らない。
この美しい素肌を残しながら製品化へ向かう方法を模索した。